普遍的な音楽を紹介するショーケースイベント「Alternative Tokyo」レポート
3月16日(土)に東京・渋谷WWW、WWWXにて「Alternative Tokyo」が開催されました。
「Alternative Tokyo」は、商業的な音楽や方法論的な流行音楽とは一線を引き、時代の流れに捕らわれない普遍的な音楽を中心に、ART展示やトークセッション等を通じてそれぞれのコンテンツを紹介していくことを理想とし実践していくイベント。当日、会場には多くの音楽好きが集結しました。
柴那典をモデレーターに近田春夫と曽我部恵一(サニーデイ・サービス)が「ポピュラーミュージックの行方」をテーマに語るトークセッションでは、二人の共通点や音楽の作り方、ストリーミングサービスの普及による音楽の聴き方の変化から、好きなBPMや料理の話題まで、台本も打ち合わせもなしという中で3人ならではのセッションが繰り広げられました。
柴那典(シバナテン)×近田春夫×曽我部恵一トークセッション
最近多作な二方/ラップと歌境目韻問題/佃煮と芸術/シンセ生音vsガレージバンド/トラップリズム諸々/好きなbpmなど面白かった!テキスト化希望!同イベント出演トラップ考察優れたトリプルファイヤー鳥居さん交えたらより面白かったかも!! pic.twitter.com/TcIiZvcISH
— Mio (@MioVj8) 2019年3月16日
ART部門では文化庁メディア芸術祭優秀賞や世界的なメディアアート賞であるアルスエレクトロニカにて栄誉賞を受賞するなど国内外で注目を集める市原えつこが登場。ロボットに姿を変えた死者と49日をともにする新しい形の弔い「デジタルシャーマン」や「セクハラ・インターフェース」が展示されました。
2006年より開催されてきた伝説的即興バトルイベント「BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS LIVE in Alternative Tokyo」が今回のイベントで復活。[VERSUS I]では青葉市子、VegetableSatellite、角銅真実、[VERSUS II]では松下敦(ZAZEN BOYS/Buffalo Daughter) VS 大垣翔(トリプルファイヤー) VS 林頼我(公募選抜)が出演し、アーティストによる息を呑む”VERSUS”セッションで会場は熱気に包まれました。
ライブステージではカネコアヤノ、イ・ラン、青葉市子など今注目のシンガーソングライターが圧巻の演奏を披露。
なんか一番手のカネコアヤノだけで、あぁ今日もいい一日だったいい音楽聴けた風呂入って寝ようまた明日おやすみってくらいの満足感あった(´-∀-`)#AlternativeTokyo
— あだち だちお (@a_dach) 2019年3月16日
イ・ランさんは初めて見たけど、スクリーンに日本語訳の歌詞を映していてそれが面白かった。歌詞の内容が訳したせいもあってか映画的に感じられた。あるいは小説のような。ダウナーなフレーズもあって最後はどうなるかと思いきや、意外と救われる展開だったのでホッとした。
— loversfestival (@loversfes_info) 2019年3月16日
青葉市子の「卒業写真」のカバーとても良かった。
— アラカワ (@arasun) 2019年3月16日
第11回CDショップ大賞を受賞し話題を呼ぶ折坂悠太は満員の会場で代表曲となった「平成」から新曲までを披露し観客を魅了しました。
これは冗談じゃないんだけど、折坂悠太はジョアン・ジルベルト やカエターノの領域に片足入っちゃってるんじゃないかって思わせるパフォーマンスを続けてるんだよな
弾き語りでこれだけやれる人って日本じゃ他に見当たらない
いや、世界でも見当たらない
ほんとうにすごい、すごい— からす (@aboynamedcrow28) 2019年3月16日
タモリ倶楽部の出演で話題を集めるロックバンド、トリプルファイヤーや石若駿率いるポップスプロジェクト、SONGBOOK PROJECTはイベントのテーマでもある「時代の流れに捕われない普遍的な音楽」を披露しました。
トリプルファイヤーの新曲鳥肌が立った。個人的にはFIREがかなり完璧なアルバムだったけど、まだその先があるのかって感じ!すごい。 pic.twitter.com/OxQ6p9FxEW
— imai (@et_imai) 2019年3月17日
SONGBOOK PROJECT 素晴らしく良かった。感動レベルのライブ。
— アラカワ (@arasun) 2019年3月16日
本イベントで解禁となった曽我部恵一の新プロジェクト、曽我部恵一 抱擁家族。細野しんいち、MC.sirafu、平賀さち枝、加藤雄一郎をメンバーに迎え、ラップ曲をメインに披露。曽我部恵一はドラムセットで出演し、シンセサイザーやスティールパン、管楽器などを使ったサニーデイ・サービスともソロとも違う編成で観客を一気に惹き付けました。
Alternative Tokyoで曽我部恵一抱擁家族観ました。とにかくかっこよかった。楽器たくさん不思議な編成。曽我部さんかっこよかった。また惚れました。 pic.twitter.com/DKgOzee63Q
— ともみ(うかれぽんち🐤) (@umechan25) 2019年3月16日
本イベント唯一のDJセットでの出演となった近田春夫+DJ OMB。メンバーの急病により出演が叶わなくなった近田春夫率いるバンド「活躍中」に代わり、近田春夫ソロ楽曲とLUNASUN楽曲で会場を盛り上げました。
— 近田春夫PROJECT2019 (@PROJECT20182) 2019年3月16日
ラストを飾ったのは、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなどアーティストとしても活躍する蓮沼執太が率いるポップオーケストラ、蓮沼執太フィル。この日のために作られたイ・ランとのコラボ曲から始まり、代表曲「ONEMAN」を含む豪華なセットリストを披露。ラップとオーケストラのセッションや壮大な演奏で会場を包みました。
今日の蓮沼執太フィル。こっち見ないで😮 pic.twitter.com/nVJ8St3xAz
— 宮地夏海 (@natsumiyaji) 2019年3月16日
昨日のAlternative tokyo、良きイベントだった✨
ずっと観たかった、カネコアヤノさんも折坂悠太さんも、蓮沼執太フィルも観れて大満足ー!
曽我部恵一抱擁家族も良かったし、松下さんのドラムを間近で感じられたし、近田さんと曽我部氏と柴さんのトークも面白かった! pic.twitter.com/tgz3GCpBR8— ちー (@c_h_i_29) 2019年3月17日
カネコアヤノ巻き舌最強、イ・ランの映画的空気感、盆踊りしながら去る折坂悠太、曽我部恵一の新プロジェクト平賀さち枝とMC sirafuと細野しんいちヤバ、青葉市子の妖精的歌声と世界観、音が気持ち良いSONG BOOK PROJECT、蓮沼執太フィルの多幸感!というAlternative Tokyoだった
— のてぃ☍ (@notyyyyy) 2019年3月16日