ラウドパーク2015レポートをいち早くお届け!Anthrax&Children Of Bodom
めでたく今年が10周年となったラウドパーク2015。その模様をいち早くお届けします!
カリスマ性溢れるステージ、ANTHRAX
1日目の夕方、ULTIMATEステージに登場したのは、言わずと知れたスラッシュメタル四天王の1つ、アンスラです!始まる前からアリーナは後ろまで人がぎっしり。1曲目の「A.I.R」からかっ飛ばしていました。初っ端からメンバー全員が頭をもうガンガン振り回して演奏。観客を圧倒します。
続いて演奏された「Madhouse」ではみんなで大合唱。いきなりの名曲に大いに盛り上がり。会場が一体となります。中盤で演奏された「Anti-social」では、「おお〜〜〜!!!」と観客も両手を挙げて大合唱。とても凝ったリズムなのに心にダイレクトに突き刺さるのがとても不思議です。
メタル界のゴッドファーザーであったロニー・ジェイムス・ディオと、以前ギターでゲスト参加したこともあったダイムバッグ・ダレルを追悼し、彼らへの敬意を表現した曲、「In the end」の演奏が始まると、今は亡き2人の偉人の写真が背景に登場。鐘の音鳴り響くメロディアスなイントロに合わせて会場からは手拍子が巻き起こります。ボーカルのジョーイが悪運や邪視を祓う意味もあるメロイックサインを出すと、観客たちもみなメロイックサイン。ジョーイのカリスマ性が溢れ出ていました。そしてなんといってもギターのハモりが美しい。私たちは圧倒されました。
終盤ではジョーイが観客のほうに降りてきて近づくようなパフォーマンスもありました。最後の「Among The Living」のイントロが流れるとアリーナにサークルができて大盛り上がり。ドラムとベースのリズム隊のパワーがとにかくすごい。メンバーも観客もみんな頭を振り回していました。曲が終わるとメンバーたちはスティック投げたり、観客の写真を撮ったり盛り上がりにご満悦の様子。何度も「トキオ!アリガト!」を連発していました。
激しさの中の美しいハーモニー、Children Of Bodom
Slayerの前にBIG ROCKステージに登場したのはご存知フィンランドのデスメタルバンド、チルボドです。熱気に包まれたままステージが始まり、1曲目から9月30日にリリースされたニュー・アルバム『I Worship Chaos』の「IHurt」が演奏されると会場が一体となって大盛り上がり。疾走感あるメロディと畳み掛けるようなリズムが観客たちを刺激します。
2曲目の「Are You Dead Yet?」が始まると、会場の盛り上がりは最初のピークに。アリーナには2つのサークルができて観客たちも大暴れ。大盛り上がりの中で3曲目の「Sixpounder」に突入し、アリーナの観客だけでなくスタンドの観客たちも乗らずにはいられないといった様子でした。とにかく激しさの中にあるメロディアスな旋律と美しいギターリフが本当に「たまらん」。最高でした。デスボイスで歌いながらもギターのソロ速弾きするギタボのアレキシの姿にもう圧倒されっぱなしでした。
途中のMCでは「キネンスベキ、10シュウネン ノ ラウドパーク ニ オマネキイタダキ アリガトウゴザイマス!!」とカンペなしのちょっとたどたどしいけど頑張って覚えてくれたであろう日本語で挨拶。先ほどまでの激しい姿とはあまりにギャップがありすぎるので会場からはちょっとした笑いがおきました。
最後のほうに演奏された「Downfall」ではアリーナにかなり大きなサークルができて観客も大暴れ。観客からはペットボトルが宙に吹き飛ぶし、アレキシは宙に唾をはくしもうめちゃくちゃ。しかし、そんなめちゃくちゃな中でもヤンネのキーボとアレキシのギターの美しいハーモニーは健在で本当に最高。とにかく熱くてかっこいい。最後の「In Your Face」ももう圧巻。カッコいい。私たちは彼らの美しい旋律にひれ伏しました。