【サマソニ2019 東京ライブレポ】初来日で観客を魅了したCOIN
アメリカ・ナッシュビル出身のインディーロックバンド・COIN(コイン)が、このサマソニで、日本初めてのステージに立ちました。
「おしゃれな普通の好青年」風な出で立ちで登場した彼らの姿を初めて見たときは、失礼ながら「意外と地味なんだな」という印象を受けていました。が、しかし、ライブが終わって蓋を開けてみれば、その印象は全く違うものに変化していました。彼らは、「とてつもなくエモくて、華やかで、それでいて熱いバンド」だったのです。
特に印象的だったのは、ボーカル・チェイスの舞台上での表現力。
シンセを弾きながら頭を激しく振り、力を振り絞ったかのように、ステージ上に倒れ寝そべる姿は、まるで1つの儚い命が散ったかのような、そんなエモさがありました。もう最高にかっこよかったです。さらに途中で客席まで降りてきて、座り込んで歌ったり、ポップなサウンドとは裏腹にとても破天荒で、気づいたら心を奪われていました。
音源を聴いたときの印象は、心地よく爽やかなシンセポップ。でもライブでしか味わえない過激さが、そこにはありました。心に直接畳み掛けるようなビート、轟音のギター、美しいメロディ。その全てがかけ合わさったとき、とてつもなくエモくて、涙してしまいそうになりました。
「また会おう」と言って去っていった彼ら。きっと日本でまた演奏してくれるでしょう。見逃した方は、次回こそ絶対!生で観るべきだと思います!
【SET LIST】
Growing Pains
Simple Romance
Boyfriend
Crash My Car
Cemetery
Hannah
Run
I Want It All
Talk Too Much
Fingers Crossed