カバー曲で人気・有名になった、もしくは歌が上手い音楽系Youtuber10選

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あらゆるジャンルの動画が集まるYoutube。その中でも誰かの歌をカバーする音楽系Youtube動画は根強い人気を誇るジャンルです。

今回は、既にブレイクした人、地道に投稿を重ねる人、投稿を始めたばかりの人など、経歴やジャンルを問わず「聴ける」カバーをアップしている音楽系Youtuberを紹介します。

音楽系YouTuberの代表格「Goose House」

Goose Houseは元々、複数のシンガーソングライターがシェアハウスで共同制作を行ってネット配信するというプロジェクトから始まったグループです。

メンバーは流動的ですが全員が作詞作曲でき、リードにもコーラスにも伴奏にも回れる柔軟さが特徴的です。歌好きが集まったプロジェクトらしくカバー曲の動画も豊富で、その数年間約60曲。

基本は弾き語りスタイルで、メンバー同士の掛け合いやコーラスはもちろん、量と質のある贅沢な声の圧力が楽しめます。

星野源「SUN」

2015年発表の「SUN」は、星野源の実質上のブレイク曲とも言えるポジティブで明るい曲。カバーとしては(当時の)メンバーが全員参加しているので聴き応えバッチリ。2015年のGoose Houseファン投票1位のカバー曲でもあります。

プロデュース力と歌唱力を兼ね備えたマルチクリエーター「kobasolo」

kobasoloは小林真のソロプロジェクト名。自身がシンガーソングライターかつ複数の楽器を演奏できるプレイヤーでありながら、デザインや動画制作にも才能を発揮するというマルチぶり。

カバーは邦楽曲を女性ボーカリストとタッグを組んで発表しているケースが多いです。それぞれのボーカルの個性に合ったアレンジや曲選び、そしてカメラワークにも凝った映像はセンス抜群。

米津玄師「LOSER」

米津玄師の2016年リリースのナンバー。テンポもアレンジもほぼ原曲どおりのカバーですが、リリックの密度の高さがこの曲の特徴。ボーカルに抜擢された「七穂」はそれをさらりと歌ってのける逸材です。

「声」の力ひとつでメジャーデビューまで「Lefty Hand Cream」

動画は正面からのワンショット、しかもその顔はポップガードの向こう。にも関わらず再生数とリスナーを着実に獲得し、ドラマの主題歌やCMに相次いで抜擢、そして今年メジャー1stアルバムをリリース。そんな現代の音楽系Youtuberサクセスストーリーを叶えたのがLefty Hand Creamです。

甘さと透明感、滑らかさとハスキーさなど、相反する要素を絶妙に兼ね備えた歌声が魅力的。カバー曲は知っている人なら思わず唸るような選曲もあり。

aiko「カブトムシ」

言わずと知れたaikoの代表曲にして名バラード。シンプルなアレンジで彼女の声を堪能するには持って来いのカバーです。特にブレスの魅力にやられているリスナーが多いようです。

正体不明の手元だけ音楽系Youtuber「粉ミルク」

粉ミルクはとにかく本人情報が少ない歌い手です。チャンネル登録者数100万超えにもかかわらず、公式ホームページもブログもなし、TwitterやInstagramにも自分の写真は載せていません。肝心の動画も手元のみのワンショット。ですが誰もがギターを弾いているだけの手元からイケメンオーラを感じ取るでしょう。

歌のスタイルは基本的にギター一本の弾き語りで、back numberやRADWIMPSの曲を多数カバーしています。ロックな原曲も軽快に歌いきる歌とギターの力量は素晴らしいの一言です。

back number「高嶺の花子さん」

男子の恋心を描くback numberの代表曲のひとつ。動画の背景もグリーン系の光に彩られているせいか、「夏!」感が弾けるカバーに仕上がっています。

謎多き実力派女性3人組ユニット「PLAY JAM」

華々しくメジャーの舞台へ駆け上がったYoutuberがいる一方で、新人Youtuberもまた日々生まれ続けています。まだ有名ではなくても、実力十分なカバーに出会えるとうれしいですよね。

今回紹介するPLAY JAMは、音楽教室がプロデュースする女性3人のユニットです。なぜか被り物をしているのでとても目を惹きます。

そんなサムネイル画像を見てネタか何かと思って再生すると、まず驚かされるのがそのコーラスワーク、そして一人ひとりの歌唱力。上げている動画はまだ多くはありませんが、これからも素晴らしいカバーを発表してくれるであろう注目の新人Youtuberです。

中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」

80年代アイドルの代名詞として君臨した中森明菜の代表曲のひとつ。ちなみに楽曲は井上陽水によるもの。伴奏はギター一本の弾き語りスタイルですがイントロからサビに至るまで巧みなコーラスワークを聴かせてくれます。

2016年カバー曲再生数ナンバーワン「宇野悠人」

宇野悠人は洋楽・邦楽のカバー動画をアップしているYoutuberで、動画の総再生数は1億回超え。

現在は「シキドロップ」というユニットで活動中です。憂いを帯びた歌声と高い歌唱力を持ち合わせ、ONE OK ROCKやOffical髭男dism、RADWIMPS、米津玄師などのカバーを多数発表しています。

歌詞字幕をつけてくれたり曲展開に合わせて画面がブラックアウトしたりと、動画編集も注目ポイントです。

RADWIMPS「なんでもないや」

宇野悠人のカバー動画の中でダントツの再生数を誇るのがこの曲。映画「君の名は。」の内容ともリンクした切ない歌詞がノスタルジックな映像と歌声にマッチしています。

Youtubeを通して離島から全国に羽ばたいた若きアーティスト「みやかわくん」

みやかわくんは23歳のシンガーソングライター。高校在学中にアップした動画が人気を集め、現在では全国区のツアーも行っています。

カバー曲は米津玄師やflumpoolといったメジャーアーティストの他にボカロ曲も多く、ネット出身らしいバックグラウンドを感じさせます。

学生時代から注目を集めていただけあって歌声も歌唱力も抜群。しかもライブではダンサーに混じって踊りながら歌うというので驚きです。

flumpool「君に届け」

実写映画「君に届け」のために書き下ろしたというflumpoolの人気曲。みやかわくんとしては初めて歌う姿を披露した動画とあってかなりの再生数を記録しています。

歌声の圧倒的な包容力、そして超絶の歌唱力「Uru」

Uruは2013年からカバー曲動画をアップし始め、2016年には既にメジャーデビューしているシンガー・ソングライター。今年に入ってもドラマへ主題歌を提供するなどの活躍を見せているのですが、本名や年齢などの詳細情報は公開されていません。

アップされたカバー曲は100曲になりますが、ピアノの伴奏が中心でどの曲も包み込まれるような優しさが溢れています。完璧にコントロールされた高音とウィスパーボイスが特徴的です。

中島みゆき「糸」

誰もが一度は耳にしたことのあるであろう中島みゆきの名曲。それだけにカバー対象になることも多いわけですが、Uruバージョンも聴き応えばっちり。

精力的にライブも行うボーカル・ギター・カホンの3人組ユニット「Yo1ko2」

2011年にボーカルYo1(よーいち)とギターko2(こーじ)の2人で結成されたユニット、Yo1ko2(よーいちこーじ)。

彼らのチャンネルには「Youtube100曲チャレンジ」という企画があり、これは100日にわたって1日1曲カバー曲をアップするというもの。ラインナップは邦楽と洋楽が半々ですが、Yo1は英語が堪能でもあるらしく洋楽も軽々と歌いこなしています。

もちろん元々の歌声も素晴らしく、さらにはko2のギター・コーラスも完ぺき。1曲再生したら、次から次へと聴いてみたくなるはず。

村上佳佑「まもりたい〜この両手の中〜」

村上佳佑の実質的なデビューシングルで、2016年ニベアのCMに起用され有名になった楽曲。英語Verでも何の違和感もない発音の良さ、そして歌の上手さに驚きます。

路上の弾き語りから武道館へ「宮崎奈穂子」

路上シンガーソングライターの宮崎奈穂子は、これまで路上で歌い続けて8万枚以上もCDを手売りし、ついには武道館で単独ライブを行ったというライブ中心のアーティスト。

Youtubeの「745チャンネル」では、745曲を目標に1日1曲ピアノ弾き語り動画をアップしています。カバーのジャンルも多彩なので、どんな方でも知っている曲が1曲は見つかるはず。

優しげな表情でのパフォーマンスと歌声の柔らかさが特徴的で、路上で歌い続けてきた努力に裏打ちされた安定感があります。

荒井由美「やさしさに包まれたなら」

1974年発表のユーミン3枚目のシングル。「魔女の宅急便」エンディング曲としても有名です。ピアノ弾き語りというスタイルと彼女の柔らかい歌い方にマッチしたカバーになっています。

多彩なカバーレパートリーを楽しそうに歌う「氏家麻衣」

氏家麻衣は札幌出身のシンガーで、Youtubeデビューは2015年。

Youtubeにアップされているカバー動画の曲数は250曲以上です。そのラインナップは邦楽洋楽問わず、有名曲はもちろんのこと、シングルカットされてないアルバム曲や合唱曲、アニメ主題歌にボカロ曲と多彩。

力のある声質は聞きやすく、しかもカバー元のアーティストに歌い方を寄せる器用さも持ち合わせています。

広瀬香美「ロマンスの神様」

広瀬香美の定番の冬ソング。歌ったことのある方ならわかるかもしれませんが、広瀬香美は普通は太刀打ちできないハイトーンボイスの持ち主。この難曲をこれほど自分のものにできる音楽系Youtuberはなかなかいないのではないでしょうか。

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原曲を知らなくても十分楽しめて、知っていればさらに楽しめる、それがカバー曲の魅力です。
実力派の音楽系Youtuberによるカバーで、好きな曲のアレンジを楽しむも良し、新たな曲を知るのも良し。気に入った歌声を見つけたら、きっと次の曲、次の曲へと聴いてみたくなっているはずですよ。