【洋楽】2020年6月の人気の洋楽ランキング
2020年6月にヒットした洋楽をランキング形式で発表します。
1位 DaBaby「ROCKSTAR(feat. Roddy Ricch)」
1位はダベイビーとロディ・リッチのコラボ楽曲。ダベイビーは昨年最も活躍したラッパーと言っても過言ではないほどの人気ぶりを見せていますが、約半年ぶりにリリースされたニュー・アルバム『Blame It on Baby』も豪華アーティストとのコラボで話題に。その中でも特に話題となっているのが、「The Box」で一躍有名となったロディ・リッチが客演した本楽曲。この2人のコラボはヒップホップファンのみならず多くの音楽ファンが注目しています。
2位 The Weeknd「Blinding Lights」
ザ・ウィークエンドの新曲が2位に。スーパースターの待望の新曲は、彼の楽曲の中でもかなりポップな仕上がりになっています。メルセデス・ベンツのCM曲への起用、実際のモデルがいるのではと噂される情熱的な歌詞、ヒットメイカーでもあるマックス・マーティンとの共作など話題に。そして日本人モデルが出演するMVにも注目です。
3位 Imanbek Remix by SAINt JHN「Roses」
3位はセイント・ジョンの2016年にリリースされた楽曲のリミックスバージョン。アッシャーやフーディ・アレンへの楽曲提供で徐々に知名度を上げてきたセイント・ジョン。彼自身もコラボしたイマンベックも日本ではまだあまり有名ではないですが、現在TikTokを中心に話題を呼んでおり、今後の活躍が期待されます。
4位 Lady Gaga and Ariana Grande「Rain On Me」
4位はレディー・ガガとアリアナ・グランデのコラボ楽曲。新型コロナウイルスの流行を受けて延期となっていたレディー・ガガの待望のニュー・アルバム『Chromatica』に収録されています。この楽曲でアリアナは全米チャートで4曲のシングルが初登場1位を獲得した唯一のアーティストに、ガガはマライア・キャリーとビヨンセに続いて2000年代、2010年代、2020年代の3つの年代でシングルチャート1位を獲得したアーティストとして記録を更新しました。制作を通じて2人は友情を育み、お互いに傷に寄り添って本来の自分をさらけ出す関係になったそう。悲しみを乗り越えた2人のパワフルなコラボは今年を代表する印象的なものとなりそうです。
5位 Drake「Toosie Slide」
ドレイクの話題の新曲は5位に。全米シングル・チャートで初登場1位を獲得し、「God’s Plan」「Nice for What」に続いて3つの全米デビュー1位を達成するというマライア・キャリー以来の快挙を成し遂げました。かつてはダンスがネット上でネタにされたこともあるドレイクですが、自宅で撮影されたMVでは「俺はマイケル・ジャクソンのように踊れる」というラップに合わせてダンスを披露。TikTok上でも注目を浴びており、ジャスティン・ビーバーやマシュメロなどの豪華アーティストがダンス動画をアップしています。
6位 Powfu Featuring beabadoobee「death bed」
6位はラッパーのパウフーによる、ベアバッドゥービーの「Coffee」をサンプリングしたデビュー・シングル。SoundCloud上で着実に人気を集め、最近では日本のアニメをモチーフにした楽曲もアップしているパウフー。彼もSNSでの爆発的なヒットから今後ますます活躍することが期待されるアーティストの一人です。
7位 Dua Lipa「Don’t Start Now」
UKの次世代ポップ・スター、デュア・リパの楽曲もロングヒット中。グラミー賞やブリット・アワードでの受賞など、飛ぶ鳥を落とす勢いで注目を浴びている彼女。本楽曲はYouTubeで再生回数21億回を超える彼女の大ヒット曲「New Rules」の制作チームとともに作られ、ニュー・アルバム『Future Nostalgia』に収録されています。
8位 StaySolidRocky「Party Girl」
19歳のラッパー、ステイソリッドロッキーの楽曲がランクイン。TikTokにて「Party Girlチャレンジ」が話題となりバイラルヒット中。彼も含めてTikTokのダンスチャレンジからトップアーティストの仲間入りするケースが増えていますが、現在アメリカやオーストラリアなどの国がTikTokの禁止を検討しており、若者を中心としたヒットソングの誕生が今後どうなるか注目が集まっています。
9位 Harry Styles「Watermelon Sugar」
9位はワン・ダイレクションのハリー・スタイルズの新曲。レトロかつ爽やかながらも、マジック・マッシュルームを使いながらレコーディングしたアルバムに収録されているだけあって、浮遊感のある怪しさが癖になる楽曲です。現在の状況下で”触れ合うこと”について描いたMVにも注目。夏の定番ソングの一つとなりそうです。
10位 Lil Mosey「Blueberry Faygo」
今注目を浴びている18歳のラッパー、リル・モジーの楽曲が10位に。リリース前にリークされ、TikTokにアップされるやいなや瞬く間にトレンド入りした話題の楽曲がついに正式にリリース。中学生の頃からサウンドクラウドに楽曲をアップし始め、ジュース・ワールドのツアーでオープニング・アクトを務めるなど、実力も充分の彼の今後の活躍に注目が集まっています。
11位 Roddy Ricch「The Box」
新進気鋭のラッパー、ロディ・リッチの楽曲が11位に。曲冒頭のシンセの音に合わせて窓を拭きつつ踊る動画から火が付き、TikTokやTwitterでバズり中。リリックはストリートギャングだった彼の刑務所時代を描いたもので、かなり刺激的な内容。第62回グラミー賞ではニップジー・ハスルとのコラボ曲で最優秀ラップ・パフォーマンス賞を受賞するなど、2020年に注目すべきアーティストの一人です。
12位 THE SCOTTS、Travis Scott & Kid Cudi「THE SCOTTS」
トラヴィス・スコットとキッド・カディのコラボによる話題を呼んだ楽曲。こちらは人気ゲーム『Fortnite』上のバーチャルステージで発表された楽曲。イベントには1230万人のプレイヤーが参加し、現在の世界的な状況下において、オンライン・ゲーム内での音楽イベントという新たな可能性にも注目が集まっています。
13位 Justin Bieber & Ariana Grande「Stuck with U」
昨年のコーチェラ・フェスティバルでのコラボも記憶に新しいジャスティン・ビーバーとアリアナ・グランデによるチャリティーソングが13位。売上金はすべて新型コロナウイルスの世界的な流行の中で最前線で働く人たちやその家族へ寄付されます。MVはそれぞれの自宅で愛する人と過ごす映像を撮ったもの。アリアナの新しい恋人もカメオ出演しています。
14位 Megan Thee Stallion「Savage」
注目の新人ラッパー、ミーガン・ジー・スタリオンの人気曲がランクイン。TikTokのダンス・チャレンジで話題となっている本楽曲ですが、そこになんとビヨンセが参加したリミックスバージョンも発表。さすがはビヨンセ、ラップも完璧で迫力も満点というビヨンセ色の強いコラボですが、同時にビヨンセの大ファンでもあるミーガンの気合いと実力の高さも感じさせられます。楽曲の収益は新型コロナウイルスで苦しむ方への援助をしている団体に寄付されるそうです。
15位 Justin Bieber Featuring Quavo「Intentions」
ジャスティン・ビーバーによるニュー・アルバム『Changes』から、ミーゴスのクエヴォとのコラボ楽曲が15位に。『Changes』は昨年結婚した妻・ヘイリーへの愛を歌った楽曲が多く収録されていますが、こちらはさらに直球のラブソング。MVは環境や経済的に恵まれない女性や子供に住居を提供するボランティア組織、Alexandria Houseを2人がサプライズ訪問するもの。ジャスティンはAlexandria Houseの住民を支援する募金活動も行っています。
16位 Doja Cat「Say So」
16位は今話題のラッパー、ドージャ・キャットの楽曲。レトロなトラックとキュートな声が特徴的です。TikTokのダンスチャレンジ動画でバズったことを受けてリリースされた楽曲ということで、MVではドージャ本人によるSay Soダンスも披露されています。
17位 Dua Lipa「Break My Heart」
7位にも登場したポップ・アイコン、デュア・リパの楽曲が17位。こちらもニュー・アルバム『Future Nostalgia』に収録されています。アルバムは年代を超えてあらゆるジャンルを取り入れた、これぞデュア・リパの真骨頂という作品。「Break My Heart」はインエクセスのヒット曲「Need You Tonight」をサンプリングしたもので、ディスコサウンドが懐かしさを感じさせます。実はサンプリングは意図的ではなく、完成後に類似に気づいて許可を取ったそう。
18位 Tones and I「Dance Monkey」
ロングヒット中のトーンズ・アンド・アイの楽曲。一度聴けば忘れられないハイトーン・ボイスと歌唱力、中毒性のあるメロディーでバズ・ソングとなった本楽曲。これが彼女にとって2作目の楽曲というので驚きです。初EPもリリースされ、これからますますビッグになるであろう彼女から目が離せません。
19位 Surf Mesa feat. Emilee「ily (i love you baby)」
エレクトロニック・プロデューサー、サーフ・メサがエミリー・フラッドをフィーチャーした楽曲が19位に。もとはエミリー・フラッドがフランキー・ヴァリの名曲「君の瞳に恋してる」をカバーしたものをリミックスした楽曲で、彼女のTikTokフォロワーから広まり話題を呼んでいます。ロマンチクックでありながらゆるい雰囲気のアレンジが新鮮です。
20位 Surfaces「Sunday Best」
20位はポップ・デュオ、サーフェシズの注目のダンス曲。2019年にリリースされ、その後TikTok上で徐々に話題に。明るい日へと率いてくれる道筋のようなポジティブな曲を歌うと宣言している通り、明るくゆるい楽曲は聴いているとつい踊りだしたくなること間違いなし。