王者の再来にソールドアウト続出!キング・クリムゾンまとめ
2003年の来日公演以来、実に12年ぶりの来日公演が決まったキング・クリムゾン。プログレやロックという言葉を超え、常に新たな音を得て進化する王者の貴重な生の演奏を一目見ようと、チケットは軒並みソールドアウト!
追加公演のチケットが売り出しはじめたばかりの今だからこそ、キング・クリムゾンのこれまでの代表的なアルバムや曲を交えておさらいし、そして現在のメンバーやライブの様子を確認!
1969年〜『クリムゾン・キングの宮殿(原題:IN THE COURT OF THE CRIMSON KING)』
ジャズの要素を大胆に取り入れ、鮮烈なデビューとともにロック界の金字塔ともなったアルバム。代表曲「21世紀の精神異常者(原題:Twenty First Century Schizoid Man)」は国内のテレビCMなどでも使われているので、ロックをあまり聞かない人でもどこかで耳にしたことがあるのでは。
このデビューアルバムから現在まで、幾度となくメンバーチェンジが行われ、現在まででキング・クリムゾンに関わったメンバーは20人以上!オリジナルメンバーで残っているのはリーダーのロバート・フリップただ1人です。
1971年〜『アイランズ』『アースバウンド』
バンド内でさまざまな問題を抱え、フリップ以外のメンバーがなかなか固定されなかった時期。アルバムも『アイランズ』とライブ盤の『アースバウンド』しかリリースされなかったものの、即興性や交響的な美しいサウンドから根強いファンが多い時期です。
1973年〜『太陽と戦慄(原題:LARKS’ TONGUES IN ASPIC)』『レッド』
オリジナルメンバーはフリップのみとなり、同じく英バンドのイエスのビル・ブルーフォードや、後にバンド“U.K.”を結成するジョン・ウェットンなどのメンバーが参加し、インプロヴィゼーション(即興演奏)が主体となる時期です。
このころのサウンドが多くの人に黄金期と呼ばれ、リリースされた『太陽と戦慄』、『暗黒の世界(原題:STARLESS AND BIBLE BLACK)』、『レッド』はどれもロック史に刻まれた名盤の数々です。
次のページでは『ディシプリン』以降のキング・クリムゾンと、来日を果たすメンバーたちを紹介!