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MACKLEMORE & RYAN LEWIS

まずライアン・ルイスとホーン隊がステージに登場し、ピアノの美しいメロディと4つ打ちのバスドラムがマリンステージに響きはじめます。続いてマックルモアが登場し、「Ten Thousand Hours」がスタート。晴れた青空の下にホーンのが気持ちよく広がります。

2曲目は「Thrift Shop」!この曲に参加しているワンズも登場し、マックルモアの饒舌なラップやホーン隊のサウンドに、オーディエンスは大合唱で答えます。途中、ライブ仕様のアレンジも加えてテンションはどんどん上がっていきます。

「Some Love」では、ただでさえ涙腺の緩むメロディに加え、バックモニターに映し出された家族の映像がさらに感動を呼び、会場中で涙を流す人が。他にも、曲に合わせた映像が効果的に使われていて、上質なライブパフォーマンスが繰り広げられました。

ラストはスタンド席の観客も総立ちで「Can’t Hold Us」!暑い日差しのなか、みんな一体となり「Na na na na na na na na!」を笑顔で叫びます!マックルとライアンもこの盛り上がりにご満悦の様子で、ステージをあとにしました。

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THE PRODIGY

会場にサイレンにもにた警戒音が鳴り響きながら暗転すると、ステージのバックに現れたのはニューアルバム『The Day Is My Enemy』のジャケットにもなり、MVの中では人を獣に変えてしまうあの赤いキツネの姿の大きなプリント。何とも言えない顔でオーディエンスをじっと見つめています。

「オマツリ、トーキョー!」と現れた、リアム、キース、そして毛皮のフードを被ったマキシム!そして初っ端から「Breathe」をかまし、「Nasty」、「Omen」といったPRODIGYならではの名曲を立て続けに演奏。観客は激しく体を揺らして踊りながらも、満面の笑みを浮かべているという、まさに狂宴といった様子です。

「The Day Is My Enemy」では、本人たち以前インタビューで答えていた「ピュアな暴力的エネルギー」を、体で理解させられました。テンポこそ以前よりスローな曲でしたが、重いサウンドのひとつひとつが内蔵にえぐるようで、体の内部に荒々しい音が詰め込まれるような気分になります。

その後も「Voodoo People」、「Invaders Must Die」と、オーディエンスが休む間も与えないセットリストを披露で会場のテンションは上がりっぱなしに!「Medicine」ではマキシムが全員を床にしゃがませ、同時に天高くジャンプ!それで何かが弾けたのか、何かに取り憑かれたように全員が踊り、会場が揺れます。

その後、しっかりアンコールも披露。さらに進化したTHE PRODIGYのサウンドを体に植えつけられライブでした。

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BABYMETAL

「立ち止まらず前へとお進みください」というスタッフの声が絶えず、入場規制になるのではないかと思うほどの混み具合で、人で会場が埋め尽くされていました。

そんな多くの人から注目を集めているのは、アイドルとメタルを融合したオンリーワンの日本三人組ユニットBABYMETALです。

会場が暗くなると、スクリーンに物語のように文字と音声が映し出され、歓声が湧き上がりました。

ゆっくりと歩いて登場したあとは、お決まりのキツネポーズ…!この時点でものすごい迫力。赤と黒とキメキメの表情で圧倒されました。

一曲目を飾ったのは「BABYMETAL DEATH」
キツネのお面を飛ばしてからの盛り上がりは後ろの方まで熱気が伝わってきました。あれほどファンたちを奮い立たせ、荒れ狂わせるものはなんなのか……
曲を追うごと、圧倒的歌唱力、ダンス力、力強さ、と他のアーティストとはちがう部分を沢山もっていることに気づかされました。

カモンサマソニック〜!
みんな楽しんでる〜?

映像も曲と曲の間を上手くつなぎ合わせていて沢山のことを私たちに訴えかけます。

なんで人は傷つけ合うの?の文字が映し出され
一番有名といってもいい

イジメ!ダメ!

の曲です。
歌で社会問題をとりあげ、さらに間接的ではなく、そのままの言葉でダメ!と訴えてるのは他のアーティストにはあまりないことだと思います。沢山の部分で他のアイドルと差別化されているところが人気の秘訣だと感じました。

全体を通して、まさに新しいメタルが誕生した瞬間のように思えました。
手をクロスさせたところから見えるクールな目つきと、そこから歌い始めてからのあのかわいい笑顔にみんなヤられてしまうのだと思います。
よくニュースなどでもとりあげられていて、世界からも注目を集めるBABY METAL。これからの活躍にもますます期待できそうです。

BABYMETAL

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ECHOSMITH

お昼過ぎのマリンステージに登場したのは、初来日の4兄妹バンドECHOSMITH!ボーカルのシドニーは黄色い花が大きくプリントされた夏らしい爽やかな衣装で現れ、タンバリンを片手に「Let’s Love」をスタート。2曲目ではタンバリンを日本らしい紫の和傘に持ち替えて「Talking Dreams」を披露しました。

シドニーは、透き通りながらも表情豊かな声で数々の曲を歌い上げます。曲ごとに彼女が持つ雰囲気が変化し、ときには力強くオーディエンスのテンションを掻き立て、ときには18歳とは思えない切なさを帯びた声で歌い、はたまた等身大でのびのびと自由に歌い上げることも。

白いジャケットとパンツが爽やかなベース&ボーカルのノアも歌声に感情を乗せてシドニーとともに歌います。ドラムを担当する末っ子グレアムはサングラスをかけ、兄弟のなかで一番ストイックにリズムを刻んでいました。

ラストの曲は人気の「Cool Kids」。イントロが始まった途端、会場に歓声があがります。演奏中にシドニーが歌をやめて自らスマホでオーディエンスを撮影している姿に観客が微笑む場面も。若いながらに堂々としているECHOSMITHの活躍が楽しみです。

今回、ギターのジェイミーは奥さんの出産のため来日できませんでしたが、また兄妹4人揃ってサマソニのステージを飾ってくれることを期待しています!

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TEMPURA KIDZ

「SUMMEE SONIC 2015」初日、マウンテンステージのオープニングアクトを飾ったのはTEMPURA KIDZ!平均年齢17歳で、きゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサーも務める彼女たちが、ついにソロでサマソニデビュー!

ステージに現れた彼らは、シングル「はっぴぃ夏祭り」のMVでも来ている、おかっぱ頭に和装をアレンジした、フェスにぴったりの衣装!

1曲目の「すいみん不足」に続いて「ミイラキラー」を披露。どこかシュールでくすりと笑える、けれどもクオリティの高いダンスで観客を魅了します。「アイ・セイ・テンプラ!ユー・セイ・キッズ!」の掛け声にあわせ、会場も気づけばTEMPURA KIDZの世界間に引き込まれていました。

「CIDER CIDER」は特別仕様のウクレレバージョンで常夏気分をしばし味わったあと、「はっぴぃ夏祭り」で日本のお祭り気分にしてくれるという、目まぐるしく音とダンスの色を変えて楽しませてくれるというのは、TEMPURA KIDZのライブならでは!観客は掲げた拳を曲にあわせて大きく開き、フロア中に打ち上げ花火が舞い上がって気分になります。

最後は槇原敬之の「どんなときも。」をカバー。自由で天真爛漫でありながら、同時に隙のないダンスには目を奪われるばかりでした。

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RADWIMPS

午後のラスト二番目を彩ったのはRADWIMPS
会場は埋め尽くすされ、今日一番の歓声があったように感じた。2008年から7年ぶりの出演。おかえりという叫び声も聞こえた。

会釈からはじまり
「サマソニ疲れてるだろうから最初はしっとりいくよ」といきなりのピアノとアカペラ演奏。

透き通る声で力強く歌いきった。歌い始めから心奪われ、瞬きもできないほどの隙のなさ。昨日の首相談話があったこともありこの曲は胸に染みて、涙が溢れた方も多いことだろう。

曲間に
「戦争があって70年経つ日にこうやって歌えることは嬉しい」
と述べていたことも印象的である。

最高なリズム感とベースの響き。ドライブ感を描き出していくナンバーばかり。洗練されたオープニングからとは一転して個性的でダイナミックな四人のアンサンブルを展開していった。

『遠恋』や『おしゃかさま』でのギターとベースの掛け合いバトルは、激しく胸を揺さぶるパフォーマンスであった。

ボーカルの真っ白な服に赤のバンダナを首元につけていたのもセンスがいい。
みんなの憧れるような、ハイセンス加減は曲だけにとどまらない。立ち姿、喋り方、リズム感、遊び心も、全てにおいて最高としか言いようがない。

自分一人に伝えてくれるような歌声で観客を高揚感と幸福感に包んだ『トレモロ』や『tummy』からの中毒性がありみんなを狂わせ酔いしれさせるほどのサウンドの『G行為』など、みんなRADWIMPS に虜になったことだろう。

ラストの曲は『Kaisin No Ichigeki』野田さんの

「大丈夫だ」
「幸福になれよ」

という短い中に含まれた意味を自分に当てはめ涙した人も多いのではないだろうか。

Dinosaur Pile-Up

SUMMER SINIC 2015いよいよ開幕!!!ここMOUNTAIN STAGE に最初に姿を現したのは、2007年に結成されたイギリス出身の3ピースバンドDinosaur Pile-Up(ダイナソー•パイルアップ)である。
2014年7月16日に4曲入り「Peninsula EP」をA-Sketchよりタワレコ限定で発売し日本デビュー。サマーソニックは今年で2回目の出場だ。

「サマーソニック盛り上がっていきましょーー!!」のMCから始まったMOUNTAIN STAGE。ここのステージは室内で床も壁もタイルのようになっている。煌びやかな照明で光の模様が壁に浮かび上がり、夏の暑さも吹き飛ばしてくれそうだ。

照明が暗くなりドラムの音が鳴り響たとたん。全身黒で身にまとった彼らが登場。歓声と拍手が湧き上がる。

ダイナミックで重圧感のある曲調は中毒性があり、ファンでなくても堪らなくカッコいい。重圧感があるといえども、熱苦しくなく爽やかに響く。去年よりスキールアップしているとの声も上がっていた。UKオルタナティヴロックの新星であるとも言われている。

9曲目にさしあたったあたり、ティラノサウルスの大っきい風船が3つ観客に投げつけられた。拍手と共に風船が飛び回り、赤や青の照明が照らしていた。

ボーカルのマットピッグランドはボーカリスト、ギターリスト、ソングライティングも担当しているかなりの天才肌。曲と曲の間では「おはよう、東京」「日本大好き」と日本語をしゃべっていたのが印象的だ。

イギリスだけでなく、世界各地でこのカッコよさ、力強さが認められて益々これからが期待できそうなアーティストである。

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MARILYN MANSON

ステージがすべて隠れてしまうほど、白いスモークがもうもうと立ち込めるなかから、うっすらと黒い姿を表したマリリン・マンソン。
スモークが照明で赤く染まると、鼓動のようにも聞こえる重低音が会場に響き、全貌を表したマンソンは、不敵にうっすらと笑みを浮かべているようにも見えました。

はじまりはニューアルバム『The Pale Emperor』に収録され、不気味なMVも話題となった「Deep Six」。登場を待ち焦がれた観客は、叫びにも近い歓声でマンソンを迎えます。そして「Disposable Teens」「mOBSCENE」とハードナンバーを連発。暗いステージのなかでシャウトするさまや、年を追うごとに風格を増すマンソンの姿は、まさに闇の帝王といった様子。

こちらもニューアルバムに収録された「Third Day of a Seven Day Binge」からは、重く響くナンバーを数々と披露。会場全体で奏でるクラップが不気味に響きます。

終盤、マンソンは牧師のように壇場に上がり、手には聖書らしき一冊の本。ゆっくりと本を開くと、開いたページが燃えはじめました!マリリン・マンソンらしい演出に、会場では歓喜の声があがります。そこから壇場で身をよじるように「Antichrist Superstar 」を熱唱。
ラストはフロアに降り、オーディエンスのなかで「The Beautiful People」を叫ぶように歌い上げ、圧感のステージは幕を閉じました。

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