【サマソニ東京ライブリポート】AXWELL Λ INGROSSO


前日のカルヴィン・ハリス狂想曲をよそに、アクスウェル Λ イングロッソの二人は堂々とパーティー・チューンを連発した。安心と安定のEDMセットである。「ポストEDM」という呼称が早くも生まれつつある今、それでもなお彼らはそこに立ち続けていた。常にEDMの最前線。前身のスウェディッシュ・ハウス・マフィア時代から考えれば、彼らは間違いなくこのカルチャーの創始者である。

一曲目の『How Do You Feel Right Now』で今回のパーティーの趣旨を理解した。1音目からメイク・サム・ノイズ。二人が紡ぐ音の荒波に飲まれ、大いに踊り狂った。美メロとアブストラクトな展開を違和感なく繋げるテクニックはさすがの一言。『Something New』のようなスタジアム・アンセムの次に、マッシヴで凶悪な『Antidote』を繰り出す。火炎瓶(お馴染みのVJネタ)も無事に食らうことができ、満足である。

マッシュアップのアイデアも実に豊富。過去にはガンズ・アンド・ローゼスの『Sweet Child O’ Mine』を大胆に組み合わせていたが、深い音楽愛あっての芸当だろう。今回はアヴィーチーの『Levels』と、ロビンSのディスコ・クラシック『Show Me Love』で料理していた。良いDJの基準の一つには、この手の驚きを如何にして差し込んでゆくかにあると思う。

やや落ち着いた印象があるEDMシーンだが、個人的にはこれぐらいのサイズ感がちょうど良い。間も無く開催されるウルトラ・ジャパンのラインナップも、例年になく攻めたブッキングを見せていた。また何か始まりそうな予感がある。

text:AndMore!編集部

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