今年は見送りになったソニックマニア 2015 の思い出に浸って

今年はソニックマニア開催見送りになりましたが、昨年は大いに盛り上がりを見せました。
そこで、昨年のソニックマニアを振り返ってみましょう！

まずは2015年8月14日（金）に開催されたサマソニ前夜を彩るオールナイトイベント、ソニックマニアから。今年の開催が見送りになってしまったのは本当に残念！来年以降の開催を期待して待ちましょう。

SONICMANIA 2015
MARILYN MANSON

ステージがすべて隠れてしまうほどスモークが立ち込めるなかから、姿を表したマリリン・マンソンのステージはニューアルバムからの曲でスタート！終盤、マンソンが壇場に上がり、持っていた聖書らしき本が燃える演出に、会場では歓喜の声があがります。ラストはフロアに降り、オーディエンスのなかで「The Beautiful People」を叫ぶように歌い上げ、圧感のステージは幕を閉じました。

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SONICMANIA 2015
THE PRODIGY

会場にサイレンにもにた警戒音が鳴り響きながら暗転し、「オマツリ、トーキョー！」と現れた、リアム、キース、そして毛皮のフードを被ったマキシム！そして初っ端から「Breathe」、「Nasty」、「Omen」、とPRODIGYならではの名曲を立て続けに披露。「Medicine」ではマキシムが全員を床にしゃがませ、同時に天高くジャンプ！オーディエンスに休む間も与えないセットリストに会場が揺れました。

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SONICMANIA 2015
MADEON

まずは流行りのEDM的サウンドでで観客の心をつかんだマデオン。サンプリングした音源を組み合わせ、“Launchpad”と呼ばれる、使いこなすのに相当な技術を要するコントローラーを自在に操り、独特のステージを展開します。終盤には新作アルバムの「アドベンチャー」的な世界を感じさせるステージングでその才能を遺憾なく発揮しました。マデオンは翌日のマリン・ステージにも出演！会場の雰囲気もガラリと変わりますが、そちらも大いに盛り上がりを見せました。

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SONICMANIA 2015
KREWELLA

今回のソニックマニアはなんとDJ（BtoB）＋バンドセット。「Helter Skelter」で幕を開けた彼女たちのショーは、生歌全開でひたすらエモーショナル！ノイジーなギターと、超絶パワーヒッターなドラムといったバンドサウンドが彼女たちを支えていました。姉妹によるBtoBもEDM〜ロックナンバーまでかかる「ごった煮ミックス」のようでありながら、不思議な統一感のあるミックスはお見事。ニュー・クルーウェラの誕生を目撃したようでした。

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SONICMANIA 2015
PORTER ROBINSON

日本アニメのテーマソングやゲーム音楽を惜しげもなくサンプリングする、恐るべきサブカルモンスターは彼のストーリーテリングの巧みさも手伝って、最高にクールなステージを見せてくれました。VJがスクリーンに映し出す映像も極めて日本的で、80年代～90年代に一世を風靡したドット画でストーリーが紡がれるかと思いきや、モダンなアニメが突如登場するなど、どれもが日本人の琴線に触れるものでした。

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SONICMANIA 2015
DILLON FRANCIS

今回のディロンのプレイはトレンドのド真ん中を突き進むようなトラップ系のトラックメイク。代表曲の「Get Low」も実際に生で聞くと一層ディープで、そのあまりにも重い低音に内臓を鷲づかみされました。スクリーンに映し出される映像は擬人化キュウリが「F**k Dillon Francis!」と喋るなど、彼らしいコメディタッチな世界観。ラストの曲は盟友であるDJ Snakeの「Turn Down for What」で締めてくれました。

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SONICMANIA 2015
CAZZETTE

ディープ・ハウスとプログレッシブ・ハウスの真ん中を射抜くようなスタイルで、かなり癒される内容でした。途中、彼らのヒット曲である「Blind Heart」や「Sleepless」のリミックスも披露。最後はRobin Sの「Show Me Love」を繋ぐという、一切妥協しない職人気質な渋さで観客を魅了しました。EDMにもハウスにも振り切れる柔軟性を持っている、朝方4時にピッタリなDJプレイでした。

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朝まで熱いステージが繰り広げられたソニックマニア。この時間帯の雰囲気とラインナップはなかなか他では味わうことはできません。残念ながら今年の開催は見送りとなってしまいましたが、その分、今年は体力を蓄えて2日間を思いっきり楽しみましょう！