ピアノが上手になるレッスン方法⑤毎日ピアノに触れない人の練習方法

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ピアノを始めたけど練習する時間がない、といお悩みの方も多いのではないでしょうか。

楽器はコツコツと練習してはじめて上達するもの。お風呂に入ったり歯磨きをしたりする時間が1日の中に組み込まれているように、ピアノの練習を1日のルーティンに含めることができると良いですが、なかなか毎日きちんと練習するのは難しいものです。

大人の方がピアノを上達したい場合、どのように時間を作って効率よく練習をするかは重要な問題になります。

今回は忙しい方のために効果的な練習方法をお伝えします。

電子ピアノで練習しよう

楽器可のマンションでも音出しのできる時間は決まっているところが多いですよね。一般的には朝10時頃から夜は7時か8時頃までですが、仕事で通勤している人だとこの時間内で毎日練習するのは難しいという悩みも多いのではないでしょうか。

さらに、レンタルブースで練習されている方は特に仕事の後に練習しに行くことは金銭的にも体力的にも厳しいところがあると思います。 

そんなとき、電子ピアノであればヘッドフォンを使って音を出さずに夜中でも練習できます。
電子ピアノには抵抗がある方もいると思いますが、最近は各メーカーからかなりタッチを本物に近づけた電子ピアノが出ています。15万円~30万円くらい出せば、だいたい満足できるタッチのものが手に入ると思うので、実際に弾いてみたり、お店や詳しい人に聞いてみて購入しましょう。鍵盤が木製のものがおすすめです。

休日にまとめて練習しよう


休日ならまとまった練習時間が確保できるという方はそれでまったく問題ありません。

大人の場合、少し時間が経ってもメロディーなどをある程度覚えているので、また譜読みを一から…ということはないでしょう。むしろ集中して練習できるので一気に上達できるかもしれません。
ただし、2点注意が必要です。

①1日に長時間弾かないこと
運動と一緒で、普段から指を動かしているプロのピアニストが1日10時間弾いても何ともないかもしれませんが、そこまで鍛えていない指は酷使すると痛めてしまいます。特に指を動かす訓練となる基礎練習は、1時間でも多いかもしれませんから決して無理をしないようにしてください。

好きな曲の練習と合わせても、1日2~3時間弾けば十分だと思います。

②レッスンがある場合はレッスンの数日前以降に練習すること
いくら頭では覚えていても、残念ながら指の動きは何日か練習しないと元に戻ってしまいます。

例えば週に1回レッスンに通っていたとして、土日に集中して練習してもレッスンが金曜日ではその効果があまり出ないかもしれません。その場合、できれば月曜日や火曜日にレッスンを入れるなど、レッスン時に練習の効果が表れるように工夫しましょう。

次はスケジュールが立てづらい人の練習方法について解説していきます。

ピアノが上手になるレッスン方法①指使いの基本を解説

ピアノが上手になるレッスン方法②初心者向け基礎トレーニングを解説

ピアノが上手になるレッスン方法③指をスムーズに動かせるようになる方法を解説

ピアノが上手になるレッスン方法④指が滑らなくなるコツや練習方法を解説